#043

分からないなら、その場で訊けばいい。

2026夏 | THOUGHT

「あとで訊く」が、仕事を止める。

「あとで訊く」が、仕事を止める。

 

仕事の速い人を見ていると、

頭の回転だけが、
特別速いわけではないと思う。

もっと単純なところに、
結構な差がある。

分からなかったら、すぐ訊く。

これだ。

僕は、
分からないことがあると、
結構すぐ人に訊く。

もちろん、
自分でも調べる。

でも、
調べ終わるまで待たない。

同時並行でやる。

検索する。

AIにも訊く。

詳しそうな人に電話する。

別の人にも訊く。

それぞれから入ってきた情報を、
また自分で考える。

逆に、
仕事がなかなか進まない人を見ていると、

電話一本かければ
五分で分かることを、

なぜか翌日まで訊かなかったりする。

詳しい人がいるのに、
訊かない。

そして、
分からないまま時間だけが経つ。

僕には、
これが結構不思議だ。

会議でも同じ。

五人で、

「ああじゃないか。」
「こうじゃないか。」

と話している。

でも、
答えを知っている人が外にいる。

だったら僕は、

会議中でも電話する。

(笑)

「ちょっと待って。」

その場で掛ける。

訊く。

答えが出る。

はい、次。

答えを知らない五人で
十分考えるより、

答えを知っている一人への
一本の電話の方が早いことがある。

しかも、
その十分は一人の十分じゃない。

五人いれば、

五十分分の時間だ。

だったら、
電話した方がいい。

僕にとって会議は、

「あとで調べます」を決める場所ではなく、

その場で解決できるものは、
その場で解決する場所でもある。

もちろん、

何でも人に丸投げして、

「教えてください。」

では駄目だと思う。

自分でも考える。
自分でも調べる。

そのうえで、
人の知恵も借りる。

全部、
同時に走らせればいい。

でも、
これが苦手な人は結構多い。

たぶん、
遠慮もあるんだと思う。

忙しいかな。

迷惑かな。

こんなこと訊いたら、
知らないと思われるかな。

もう少し自分で調べてからにしようかな。

その気持ちは、
分からなくもない。

僕はたぶん、

そのへんの遠慮が、
かなり少ない。

(笑)

訊けば五分で済むことを、
遠慮して二日止める方が、

仕事全体では損だと思っている。

しかも案外、
人って訊かれると嫌じゃなかったりする。

少なくとも、
僕は結構嬉しい。

「これ、どう思います?」

「シンさんならどうします?」

と訊かれると、
普通に考えてしまう。

まあ、

経営参謀なんてものまで
始めてしまったくらいなので、

少し特殊なのかもしれない。

妙な使命感も、
たっぷりある。

(笑)

僕の周りで仕事の速い人を見ると、

やっぱり、

初動に躊躇が少ない。

ただ一人だけ、

ものすごく仕事が速いのに、
周りへの配慮まで完璧な人を知っている。

遠慮もする。

気も遣う。

それなのに、
異常に速い。

あれは、
例外中の例外。

僕が知っている中でも、
一人しかいない。

優秀すぎて、
見ていると口が開いたままになる。

(笑)

僕は、
そこまで器用ではない。

だから多少KYでも、

まず訊く。

調べる。

分かったら、
次へ行く。

仕事の速さって、

効率化とか、
時間管理とか、

そんな難しい話の前に、

分からないことを、
分からないまま置いておかない。

これもかなり大きいと思う。

電話一本で済むなら、
電話する。

訊けば済むなら、
訊く。

その場で調べられるなら、
調べる。

小さな初動の差が、

一日、
一週間、
一年と積み重なる。

遠慮して止まるより、訊いて進む。

僕は、
圧倒的にこっちだ。

シンスズキ|事業家・経営参謀
ワンスインアライフタイム株式会社のオーナーでもあり、飲食、宿泊、不動産、建築など、いくつかの事業に人生をかけて取り組んでいます。ときどき、他社の経営にも首を突っ込みます。