#038

なぜ僕は、「日本から経営孤児をなくす」なんて言い出したのか。

2026秋 | THOUGHT

僕自身が、長いこと経営孤児だったからだ。 日本から、経営孤児をなくす。

僕自身が、長いこと経営孤児だったからだ。

日本から、経営孤児をなくす。
自分で言っておいてなんだけれど、
ずいぶん大袈裟なことを言い出したものだと思う。
(笑)
でも、結構本気です。
たぶんこれは、
僕自身が長いこと、経営孤児だったからだ。
経営者になったからといって、
周りから人がいなくなるわけではありません。
むしろ、たくさんの人と会う。
相談する相手だっている。
それなのに、
経営については時々、妙に一人だった。
困っていることを話す。
話は聞いてもらえる。
意見ももらえる。
でも帰り道には、
結局また自分の頭の中に戻っている。
あれは孤独というより、
僕には、
侘しさに近かった。
誰かに答えを出してほしいわけじゃない。
最後は自分で決める。
それは分かっています。
でも、
決めることと、一人で考えることは違う。
だから誰かから経営の相談をされると、
僕はどうも他人事で終われません。
相手の会社なのに、
自分だったらどうするかを考える。
相手のお金なのに、
自分のお金だったらどうするかを考える。
たまに、
「そこまで訊いてないけど。」
と思われているかもしれない。
(笑)
でも、
僕はあの感じを知っています。
話を聞いてくれる人はいる。
相談できる人もいる。
それなのに、
なぜか一人。
だったら、
少なくとも僕と関わった経営者には、
同じ思いをさせたくない。
目の前に一人いたら、一緒に考える。
また一人いたら、また考える。
それを繰り返していたら、
いつの間にか、
「日本から経営孤児をなくす。」
なんて言葉になりました。
経営者の孤独そのものは、
なくならないと思います。
最後は自分で決める仕事だから。
でも、
孤独であることと、孤児であることは違う。
最後は一人で決める。
でも、
そこへ辿り着くまで、
一人で考えなくてもいい。
僕自身が、
そういう人を欲しかった。
だから今度は、
僕がそういう人になればいい。
結局、それだけです。
日本から、経営孤児をなくす。
大袈裟だけど、
今のところ結構本気です。

シンスズキ|事業家・経営参謀
ワンスインアライフタイム株式会社のオーナーでもあり、飲食、宿泊、不動産、建築など、いくつかの事業に人生をかけて取り組んでいます。ときどき、他社の経営にも首を突っ込みます。