#055

五つの店ではなく、五つの商売を見る。

2026秋 | MESSAGE

あ、5が四つ並んでる。我ながら引き強い。 でも四つ。一つ足らん。オチも強い。

飲食事業統括には、五つの店を見てもらうことになります。
でも、
五店舗を管理してほしいわけではありません。
見てほしいのは、
五つの商売です。
店が違えば、商売も違う。
儲け方も違う。

だから、
売上だけ並べて、
「今月は達成しました。」
では、ちょっと足りない。
売上は、
結果です。
なぜ、お客様が増えたのか。
なぜ、減ったのか。
客数なのか。
客単価なのか。
新しいお客様が来ていないのか。
一度来たお客様が戻っていないのか。
料理なのか。
サービスなのか。
価格なのか。
集客なのか。
あるいは、
そもそも、この店に来る理由が弱くなっていないか。

数字から現場へ潜る。
現場で感じた違和感から、数字へ戻る。
この往復をしてほしい。

粗利だって同じです。
原価率が上がった。
それだけでは、まだ結果を見ているだけ。

仕入れなのか。
価格なのか。
ポーションなのか。
ロスなのか。
売り方なのか。
数字には、そうなった理由があります。

僕が統括に求めているのは、
数字を報告することではなく、
数字の向こう側にある商売を読むこと。

そして、読むだけでもない。
もっとお客様に来てもらう。
もっと喜んでもらう。
客単価を上げる。
粗利を守る。
必要なら商品を変える。
必要なら売り方も変える。
自分で商売を良くしていく。

五つの店を巡回するヒトではありません。
五つの店長を管理するヒトでもありません。
五つの商売を、どうすればもっと強くできるかを考え続けるヒト。

それが、僕の考える飲食事業統括です。

だから最終的には、
「この店どうしましょう?」ではなく、
「この商売、こうしたらもっと面白くなりますよ。」

そんな話を、僕に持ってきてほしい。
たぶん僕は、
すぐ食いつきます(笑)。

シンスズキ|事業家・経営参謀
ワンスインアライフタイム株式会社のオーナーでもあり、飲食、宿泊、不動産、建築など、いくつかの事業に人生をかけて取り組んでいます。ときどき、他社の経営にも首を突っ込みます。