ここまで、飲食事業統括についていろいろ書いてきました。
読んでいて、
「結構やること多いな。」
と思ったヒトもいると思います(笑)。
でも僕は、
最初から全部できるヒトを探しているわけではありません。
まして、
「飲食事業統括を経験したことがあるヒト」
だけを探しているわけでもない。
例えば。
会議に出ると、
「で、結局誰がやるんだろう?」
が気になる。
お店に行くと、料理を楽しみながら、
「この値段で儲かるのかな。」
「この人数で回してるんだ。」
なんてことまで見てしまう。
誰かが、
「最近ちょっと売上悪いんですよね。」
と言うと、
「なんで?」
が勝手に始まる。
頼まれていないのに、もっと良いやり方を考えてしまう。
問題を見つけると、誰かがやるまで待っていられない。
専門外でも、分からないからこそ調べたくなる。
そして、
自分の仕事だけ終わっていても、全体が終わっていないと気持ち悪い。
もし、
「あれ。これ、私のことかも。」
と思ったなら。
僕は、経験や肩書きより、こういう癖の方が気になります。
世の中には、
肩書きをもらってから仕事をするヒトと、
肩書きをもらう前から、その仕事をしてしまっているヒト
がいると思っています。
僕が会いたいのは、たぶん後者です。
もちろん最初は、一緒に考えればいい。
分からない数字もある。
見えない問題もある。
判断に迷ったら、僕に訊けばいい。
でも少しずつ、
自分で気づくことが増える。
自分で決められることが増える。
店長たちから相談されるようになる。
自分で会議を開くようになる。
自分で数字をつくれるようになる。
そして、いつか、
僕がいなくても、飲食事業が前へ進んでいる。
そこまで行ったら、
もう「飲食事業統括」という肩書きすら、小さいかもしれません。
新しい店をつくってもいい。
新しいブランドを立ち上げてもいい。
一つの事業を丸ごと任されてもいい。
もっと先へ行きたければ、
経営する側へ行けばいい。
僕が探しているのは、
僕の仕事を手伝ってくれるヒトではありません。
いつか、僕の仕事を奪ってくれるヒトです。
そうしたら僕は、
また別の仕事をつくります(笑)。
だから、
今まで一度も「飲食事業統括」なんて仕事を考えたことがなくても、
ここまで読んで、
「これ、私かも。」
と少しでも思ったなら。
もしかすると、
まだ、その仕事をしたことがないだけかもしれません。
