#041

僕の一日は濃ゆい。

2026夏 | THOUGHT

「今、電話していいですか。」と訊きながら既に掛けてる人が好き。

「今、電話していいですか。」と訊きながら既に掛けてる人が好き。

たぶん、
僕の時間軸は人よりかなり速い。
昨日話したことが、
もう三日前くらいに感じる。

一週間経つと、
感覚的には一か月前だ。

だから普通に思ってしまう。

「あれ、まだやってないの?」(笑)

昔からよく言われる。

「生き急いでる。」

たぶん、
そうなんだと思う。

何かを思いついた瞬間から、
僕の中ではもう始まっている。

調べる。
電話する。
人に訊く。
行ってみる。
つくる。
直す。

一気にやる。

だから、

僕と話している途中や、
会議をしている最中に、

「今、電話します。」

と言って、
その場で掛け始める人が好きだ。

その瞬間に、
仕事が一つ前へ進むから。

話しながら、
横で検索できちゃう人も好きだ。

「あとで調べます。」じゃなく、その場で調べる。

こういう人とは、
仕事がどんどん進む。

店の現場では、
この速度差を特によく感じる。

当然、
店には今日の営業がある。

仕込みもある。
予約もある。
お客様も来る。

僕が持ち込むのは大抵、
そこへ新しく増える仕事だ。

だから、

僕の時計で、全員を測ってはいけない。

これは分かっている。

でも、
それでも思う。

仕事には、鮮度がある。

今日話して、
「やろう」となった。

翌日に一つ動く。
翌々日に、また一つ動く。

そうすると、
その熱のまま仕事が進む。

一週間放っておくと、

「あれ、どうなった?」

「ああ、あれですね。」

またエンジンをかけ直すところから始まる。

これが、
ものすごくもったいない。

僕が欲しいのは、
雑な速さではない。

濃い速さだ。

深く考えることと、
時間をかけることは違う。

三日間、
寝ても覚めても考えるのと、

一か月、
机の端に置いておくのは違う。

考える。

動く。

違ったら直す。

また動く。

仕事が速いというのは、
僕にとって、

限られた時間の中で、試せる回数を増やすことだ。

一回試す人より、
三回。

三回より、
十回。

同じ一年でも、
たぶん見える景色は全然違う。

だから僕は、
やっぱり速くありたい。

僕と同じ速度でなくていい。

でも、

もう半歩だけ、速く来てほしい。

シンスズキ|事業家・経営参謀
ワンスインアライフタイム株式会社のオーナーでもあり、飲食、宿泊、不動産、建築など、いくつかの事業に人生をかけて取り組んでいます。ときどき、他社の経営にも首を突っ込みます。