僕自身が、長いこと経営孤児だったからだ。
日本から、経営孤児をなくす。
自分で言っておいてなんだけれど、
ずいぶん大袈裟なことを言い出したものだと思う。
(笑)
でも、結構本気です。
たぶんこれは、
僕自身が長いこと、経営孤児だったからだ。
経営者になったからといって、
周りから人がいなくなるわけではありません。
むしろ、たくさんの人と会う。
相談する相手だっている。
それなのに、
経営については時々、妙に一人だった。
困っていることを話す。
話は聞いてもらえる。
意見ももらえる。
でも帰り道には、
結局また自分の頭の中に戻っている。
あれは孤独というより、
僕には、
侘しさに近かった。
誰かに答えを出してほしいわけじゃない。
最後は自分で決める。
それは分かっています。
でも、
決めることと、一人で考えることは違う。
だから誰かから経営の相談をされると、
僕はどうも他人事で終われません。
相手の会社なのに、
自分だったらどうするかを考える。
相手のお金なのに、
自分のお金だったらどうするかを考える。
たまに、
「そこまで訊いてないけど。」
と思われているかもしれない。
(笑)
でも、
僕はあの感じを知っています。
話を聞いてくれる人はいる。
相談できる人もいる。
それなのに、
なぜか一人。
だったら、
少なくとも僕と関わった経営者には、
同じ思いをさせたくない。
目の前に一人いたら、一緒に考える。
また一人いたら、また考える。
それを繰り返していたら、
いつの間にか、
「日本から経営孤児をなくす。」
なんて言葉になりました。
経営者の孤独そのものは、
なくならないと思います。
最後は自分で決める仕事だから。
でも、
孤独であることと、孤児であることは違う。
最後は一人で決める。
でも、
そこへ辿り着くまで、
一人で考えなくてもいい。
僕自身が、
そういう人を欲しかった。
だから今度は、
僕がそういう人になればいい。
結局、それだけです。
日本から、経営孤児をなくす。
大袈裟だけど、
今のところ結構本気です。
